# 141/200 腰痛・関節痛を悪化させない冬の過ごし方

冬の寒さは腰痛や関節痛を悪化させる大きな要因のひとつです。気温が低くなると筋肉が硬直しやすくなり、血流が滞ることで痛みが出やすくなります。しかし、日々の過ごし方を少し工夫することで、痛みを最小限に抑え、快適な冬を過ごすことができます。

1.体を冷やさない工夫をする
気温の低下により血流が悪くなると、筋肉や関節に十分な酸素や栄養が届きにくくなり、痛みが増すことがあります。特に腰や膝は冷えやすいため、厚手の衣類や温熱グッズを活用しましょう。腹巻きや膝サポーター、カイロを使うのも効果的です。また、足元を温めることも重要です。靴下の重ね履きや、保温性の高いルームシューズを取り入れると良いでしょう。

2.適度な運動を取り入れる
寒い季節は動くのが億劫になりがちですが、運動不足は腰痛・関節痛の悪化を招きます。特に、長時間同じ姿勢でいると血流が悪くなり、筋肉の緊張が高まります。日常生活の中でこまめに体を動かす習慣をつけましょう。たとえば、家の中でのストレッチや軽い筋トレ、ラジオ体操なども効果的です。また、外に出る機会を作ることで、日光を浴びながら適度な運動ができます。寒さ対策をしたうえで、ウォーキングを日課にすると、関節の動きを維持しながら血流を促進できます。

3.お風呂で温める
冬の寒さによる筋肉のこわばりを解消するには、入浴がとても有効です。シャワーだけで済ませず、できるだけ湯船につかるようにしましょう。お湯の温度は40℃前後が理想的で、15〜20分ほどじっくり温まると血流が促進され、筋肉がリラックスしやすくなります。また、入浴後は湯冷めしないように、すぐに衣類を着て体を冷やさないことも大切です。

4.食事で内側からケアする
冬の間は体温を維持しやすい食材を積極的に取り入れましょう。生姜やネギ、ニンニク、根菜類などの温め食材は、血行を促進し、冷えによる痛みを和らげるのに役立ちます。また、筋肉や関節の健康をサポートするために、タンパク質やビタミンD、カルシウムを含む食品もバランスよく摂ることが重要です。特に魚、卵、大豆製品、乳製品はおすすめです。

5.睡眠の質を高める
良質な睡眠は、痛みを軽減し、体の回復を助けます。寝る前にストレッチを行い、体をほぐしておくことで、睡眠中の筋肉の緊張を防げます。また、寝具の工夫も大切です。保温性の高い布団や電気毛布を活用し、寝ている間に体が冷えないようにしましょう。特に、腰や関節が痛む方は、敷布団の硬さを調整することで負担を軽減できます。

まとめ
冬の寒さは腰痛や関節痛を悪化させる要因となりますが、体を冷やさない工夫や適度な運動、入浴、食事の見直し、質の高い睡眠を意識することで、痛みを和らげることができます。無理のない範囲で実践しながら、冬を快適に過ごしましょう。

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