3. CKDの進行と予防・管理の重要性
CKDは進行すると、腎不全に至る可能性があるため、早期の対応が必要です。進行の主なメカニズムとして、腎機能の低下による尿毒症物質の蓄積、血圧の上昇、体液バランスの異常などが挙げられます。また、CKDは心血管疾患のリスクを高めるため、総合的な健康管理が求められます。CKDの進行を抑えるためには、以下の管理が重要です。
生活習慣の改善:塩分・タンパク質・カリウムの制限、適度な運動、体重管理など
薬物療法:血圧をコントロールする降圧薬(RAS阻害薬)、糖尿病治療薬(SGLT2阻害薬)など
定期的な検査:eGFR、尿蛋白、血圧測定を定期的にチェックする
また、末期腎不全(ESRD)に進行した場合は、透析(血液透析・腹膜透析)や腎移植が必要になります。近年では、新しい薬剤や治療法の開発が進んでおり、CKDの進行抑制に対する期待が高まっています。
参考文献
KDIGO. “2021 Guidelines for CKD Management”
日本透析医学会. 「慢性腎臓病の予防と管理指針(2023)」
***************************************************
辻野病院の概要はこちらです ☞ https://jinyuukai.or.jp/tsujino/about/
辻野病院はゆうクリニック、寺川クリニック、清水クリニックや地域のクリニックと連携して透析患者様の入院受入れを行っています。
ゆうクリニック:https://jinyuukai.or.jp/yuu/
寺川クリニック:https://jinyuukai.or.jp/terakawa/
清水クリニック:https://jinyuukai.or.jp/shimizu/
***************************************************