# 134/200 心臓や血管に注意!冬に増える循環器疾患とは?

寒い季節になると、心臓や血管に負担がかかることをご存じでしょうか?特に冬場は「循環器疾患」のリスクが高まる時期。気温の変化が体にどのような影響を与えるのか、注意すべき症状や予防法についてご紹介します。

冬に増える循環器疾患とは?
気温が低くなると、体温を逃さないように血管が収縮し、血圧が上昇します。この変化が原因で、以下のような循環器疾患のリスクが高まります。

心筋梗塞
寒さで血管が収縮すると、血流が滞りやすくなります。特に動脈硬化が進んでいる場合、血栓ができやすくなり、心臓の血管が詰まることで心筋梗塞が発生。突然の胸痛や息苦しさを感じたら要注意です。

脳卒中(脳梗塞・脳出血)
血圧の急激な変化により、脳の血管が詰まったり破れたりすることで発症します。入浴中や夜間に多く、特に高血圧の方は注意が必要です。

高血圧の悪化
寒さで血圧が上がると、普段は正常範囲の人でも高血圧になりやすくなります。これが続くと心臓や血管に負担がかかり、突然の発作を招くことも。

気をつけたいシチュエーション
冬場は日常生活の中で、気づかぬうちに循環器への負担が増す場面があります。

朝起きた瞬間:寝ている間に血圧が下がり、起床時に急上昇しやすい。
寒い場所への移動:暖かい部屋から外に出たとき、急激な温度変化が血圧を大きく変動させる。
熱いお風呂の中:急な温度差により血管が収縮し、脳卒中や心筋梗塞の引き金になることも。
予防のためにできること
冬の循環器疾患を防ぐためには、日々の習慣が大切です。

室内外の温度差を減らす:脱衣所や浴室を暖めておく。
朝の動きをゆっくりと:布団の中で軽く体を動かしてから起きる。
適度な水分補給:寒いと水分摂取が減るが、血液をサラサラに保つためにこまめに水を飲む。
無理な運動を避ける:寒い中での急な運動は心臓に負担をかけるので注意。
まとめ
冬場の寒さは、思った以上に心臓や血管に負担をかけます。特に高血圧や動脈硬化のある方はリスクが高いため、生活習慣を見直すことが大切です。「自分は大丈夫」と思わず、早めの対策を心がけましょう。あなたの心臓と血管を守るために、今日からできることを始めてみませんか?
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